小野寺史宜
小野寺さんの本には、背景が見える。
あたたかい背景が。
ひと、まち、タクジョ!、人生は並盛で
どれも一気に読んでしまった。
たくさんの登場人物が出てくるのに、どの人も主人公になる。
誰1人として、色褪せない。
それなのに、主人公はしっかりいる。
そして読み終わった後、あたたかい気持ちになる。
基本、本はジャケ買い派だ。
だから、失敗するときもある。
もちろん、その本がつまらないという訳ではなく
ただ単に私には合わなかっただけだ。
でも、やっぱり直感は大事だと思う。
私は小野寺さんの作品にあって、より強くそう思った。
この本は、私をワクワクさせてくれる。
きっとこれからもそうだろう。
こうして、私の好きな作家さんが増えていく。
幸せなことだ。